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主張-いじめられっ子


私(こまもりパパ)の小さい頃の話です。

「いじめ」を受けるとどうなるのか、参考になると思い書くことにしました。


小さい頃の私は、普通の子では無かったようで、小学校の1年生の時からいじめられていました。

対人恐怖症だったのでしょうか?、幼稚園を登園拒否していた私は、両親が共働きだったため、家で一人で遊ぶ子でした。

小学校に入っても遊び方を知らない私は、どこのグループにも入れず、孤独だったし、いつもクラス中でからかわれていました。みんなは楽しそうにからかっているのですが、私にとっては苦痛で、2年生までは1/3の日数を欠席したようです。

それでも、たまには仲良くなる子がいて、当然、うちに遊びに来たいという話になります。でも我が家には奇声を発する重度障害者の妹がいて、その妹を見られたくないため、仲良くなりかけると距離を置く、とても付き合いの悪い子供でした。そんなわけで、仲良しの友達を作るのは難しかったわけです。

4年生の1年間は昼休みに密室で陰湿ないじめをうけ、学校に行くのが恐怖でした。

毎日学校に行けるようになったのは5年生になってからでした。
私にとって、この4年間の事は今でも忘れることが出来ない悲しい思い出です。

その結果、私は、大人になって子供が生まれても、他人の目を気にして、自分が傷つくことを恐れ、失敗を恐れ、子供への愛情よりも自分の保身を優先するようになってしまいました。私自身、自分のそういう性格が大嫌いでしたが、どうにもコントロールできませんでした。


でも、そんな私に奇跡が起きました

ある日、私がいじめを受けていたことを父に話したところ、父は「すまなかった」と涙をボロボロと流して、「気がつかなくてすまなかった」と繰り返し謝罪してくれました。

父は、私がいじめを受けていないか心配だったそうです。でも貧しかった我が家は、生活に追われ、両親は、朝7時頃から夜12時頃まで土日も休まず仕事をしていたため、私の発したSOSにも気づかなかったようです。

そのときに、父の幼い頃のことを知りました。私には、父の方が辛い立場だったことがすぐに分かりました。

父は、3歳のころ両親が亡くなり、親戚に養子として引き取られました。父の場合は、学校だけでなく、引き取られた家の子供たちからも苛められていました。食事も家族と一緒には食べさせてもらえず、いつも土間で使用人と一緒だったそうです。
私は、学校で辛いことがあっても、帰る家がありましたが、父にはそれもありませんでした。

それまで、40年近くの間、私を助けてくれなかった父に対して、許せない気持ちがありました。
でも、そのときに、許せなかった気持ちが、逆に、父に対して感謝の思いに変わりました。

私以上に保身になってもおかしくないのに、私の事を心配しながら、私を食べさせ、学校に行かせるために、睡眠と食事の時間を切りつめて重労働の仕事をしてくれていた父に対して、そこまでしてくれた父だったことを知って、それまで父を恨んできた自分が本当に親不孝だったと気づきました。それから、好きなことも出来ず、本当に不幸な父だったと知りました。

父の辛さを少し理解することが出来、父が私以上の心の傷を抱えながらも、子供のために一生懸命だったことが、どれほど偉大かが分かりました。なぜ分かったかといえば、私が4年間にわたって、いじめを受け続けたからだと思っています。逆に、もし平穏な少年期を送っていたら、父の偉大さは分からなかったかも知れません。

私の受けた「いじめの傷」は今も残っています。出来れば避けたかった運命だと今でも思っています。

でも、その傷を受けたからこそ父の愛情が理解出来たという事は、私にとって何よりも大きな宝です。

だから、この二つは、セットで考えれば、自分にとってはマイナスじゃないんだと、良い意味で受け止められるようになりました。

それまでは、過去の運命を恨んでいたし、心の傷が癒えることだけを願っていました。でも、今は、もう少しこの傷と付き合っていこうと思っています。

でも、父親にとっての本当の願いは、自分の苦労を理解してくれる事じゃなくて子供が幸せになってくれることですから、私が「いじめ」を受けずに育つことが一番の願いだったはずです。でも実現しませんでした。私が立ち直ったことが、父にとっては、せめてもの救いだったことでしょう。

幸い、私は多くの人の助けによって、ずいぶん立ち直ることが出来たと思っています。
でも助けがなければ、とても不幸な人生だったに違いありません。

「いじめ」は僅かな期間であっても、恐怖の思い出によってその人の自由な心を拘束し、生涯に悪影響を与える大きな問題だと思います。この世から「いじめ」が無くなる事を願いますし、無くしていきたいと思っています



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